Vol.27_「・・・についての件」

みなさん、毎日毎日、パソコンやスマホにいろんなメールが入ってくることと思います。

メーラーの種類によってはメールの要・不要を整理するだけで一苦労。

今私が愛用しているGmailは、プロモーションやソーシャルメディアからのメールを勝手に振り分けてくれるので、結構楽をしてます。

(Gmail以前は毎日100通以上届くメールから必要なものだけをチョイスするのが毎朝のルーチンでした。)

現在、私が毎日受け取るメールの中でちゃんと見なければならないのは大体10通程度。

電話は苦手なのでかけないし、かかってこない・・

じゃあ、毎日ノンビリ優雅に暮らしているかというと

社内・顧客とのチャットツールやLINEなどのメッセージアプリで重要なメッセージはひっきりなしにやり取りしていますので

画面上でのコミニュケーションに追われる毎日であることは変わりがないですね。

そういうわけで私にとっての連絡ツールとしてのメールの優先順位はかなり低く、携帯の直メといい勝負、メールの他に伝達手段がないときにしか使わない感じです。

こんなメールへの反応が遅い私が、さらに開封を後回しにしてしまうものが

「〜の件」「〜について」 というタイトルのメール。(そしてたいていWordファイルが付いてくる)

例えば某団体の「定例会議について」なんてやつ

忙しいし、めんどくさいのでその定例会議とやらが始まる直前までほったらかしにして、当日出発直前いよいよ開けてみると長々とした前文のあとに、なんの強調もなく「開催場所変更」の文字が

さて新たな開催場所は? と見るとそれが本文のどこにも書いてない!

「次第」というタイトルのWordファイルをダウンロードして愛用のグーグルドキュメントで開くとやっとその開催場所が記載されていて、それが当初予定地より遠いところ。

大慌てで身支度して出発 →→→→→→ 当然のごとくちょっと遅刻して平身低頭。

私のそんな残念な行動をよく知る皆さん!

私がよく会議・会合の類にに遅れるのはたいていそんなわけなのです。

私を度々危機に陥れる団体の事務局の皆さんはもしかして、私が右往左往するのを密かに見て楽しむスーパーサイコ集団なのでしょうか??

いえいえそんなわけありませんよね・・

普段とても細かいところまでよく気が付き、会えば朗らかでとってもナイスな皆さんです。

だから絶対サイコ集団とは違いますよね! 違うよね! 違うと言ってくれ〜

・・と、ここでちょっと話が変わるようですが、もしTBSの連続テレビドラマ「プロミスシンデレラ」の第8回タイトルが「運命の花火デート」ではなく、「◯月◯日放映分 エピソード8」だけだったら??って考えてみてください。

なんかとたんにチャンネルを合わせる気が失せませんか?? ・・チャンネルって・・

ビジネス文書の基本は「大事なことや結論を先頭に書く」ですよね。

「結論から言ってくれないかな・・」

長々とした部下の報告を聞いていて、そう思うことってありませんか?

ちなみに研究論文というのはサマリー(要約)を最初に載せてから本文に入るんだそうですよ、なんか似てますよね。

・・で、お話をもとに戻して、メールで「先頭」と言ったらなんと言ってもタイトル。

もし前述の「定例会議について」というメールのタイトルが

「◯月◯日会場が〇〇ホテルに変更になります」だったとしたら

私のようなものでも、内容が気になってきっとそのタイトルのメールを真っ先に開けてみるのではないでしょうか?

魅力的で本文の内容がすぐわかるタイトルが書ける人は、きっとコミュニケーションが良循環しているんじゃないでしょうか。

これまでタイトルを当たり前のように「・・について」「・・の件」と書いていた皆さん!これ一考の価値ありと思いますよ

☆ちなみに「転生したらスライムだった件」みたいな書き方は、一歩進んだ「魅力的で本文の内容がわかる」名コピーですね。